クロアチアのGenesis Space Flight Laboratoriesは、微小重力実験ペイロードを地球に帰還させる宇宙船GENの開発資金として30万ユーロを調達しました。同社は元々植物診断の研究機関として設立され、その後宇宙部門を立ち上げました。初期のインキュベーター「MayaSat-1」は打ち上げに成功しましたが、回収に失敗しました。今回の資金調達により、同社は製薬研究や宇宙製造を視野に入れたGENの開発を進め、2026年に顧客ペイロードの統合を開始、2027年に最初の飛行(GEN-11)を予定しています。GEN-11は軌道上運用、再突入制御、推進システムなどの検証を行う実証機と見られています。
記事採点スコア
B
★
★
★
★
★
63.0/100