イタリア宇宙機関(ASI)は、NASAのアルテミス計画の一環として、宇宙飛行士が月面活動を行うための多目的居住モジュール(MPH)の予備設計契約をタレス・アレーニア・スペース社に発注しました。MPHは幅3m、長さ6m、質量約15トンで、車輪による移動が可能、年間1回のミッションで2名の宇宙飛行士を7~30日間収容、最長10年の運用を想定しています。設計はNASAの基準を満たしていると評価されており、今後は過酷な月面環境に耐えるための基盤技術開発が進められます。ASIは本プロジェクトを通じて、宇宙開発における主導的な役割を目指しています。予備設計段階は約2年間を予定しています。
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