米国宇宙軍とSpaceXは、ボーイング製の無人宇宙往還機X-37Bの8回目のミッション(USSF-36/OTV-8)を、ファルコン9ロケットで打ち上げます。打ち上げ予定は米国東部夏時間8月20日午後11時50分。気象条件は良好と予測されています。
今回のミッションでは、通信と航法精度の向上が重点的にテストされます。具体的には、レーザー通信実験と、GPSに依存しない航法を可能にする量子慣性センサーが搭載されます。
X-37Bは過去7回のミッションで合計4208日間軌道上に滞在しており、今回の滞在期間は未定です。ボーイングは電力生成能力や熱防護タイルの改良を重ねており、自律性の向上にも注力しています。ファルコンロケットがX-37Bを打ち上げるのは今回で3回目となります。
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