NASAのX線望遠鏡NICERは、2023年以降、太陽光漏れやモーターの不具合といった問題に見舞われ観測に影響が出ています。2023年には熱シールドの損傷による太陽光漏れが発生し、日中の観測が制限されましたが、宇宙遊泳によるパッチ修理や検出器の再構成で一部機能が回復しました。しかし、2025年6月には天体追跡モーターの不具合で再び観測を一時停止。原因究明と修理、そして宇宙ステーションへの安全な格納を目指し、チームは調査を続けています。NICERは中性子星の研究や深宇宙航法技術の実証で大きな成果を上げており、早期の観測再開が期待されています。
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