ドイツ航空宇宙センター(DLR)が、再利用型ブースター実証機「カリスト」の着陸脚に使用する、独自の製法による熱防護システム(TPS)の最初の部品を完成させました。カリストはDLR、CNES、JAXAの共同プロジェクトで、再利用型ロケットブースター開発に向けた技術成熟を目指します。完成したTPSは、着陸時の熱応力を軽減する目的で、真空アシストスラリー注入製造プロセスで製造された酸化セラミックマトリックス複合材を使用。今後、認定試験を経て、2026年の実証機ホップテスト飛行に向け、6組のTPSセットが製造されます。DLRは既に航空電子工学等の認定も完了しており、カリスト計画は着実に進展しています。
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