NASAの支援を受けた研究で、グリーンランドの氷床融解水が海洋深部から栄養を運び上げ、植物プランクトンの成長を促進していることが判明しました。年間2930億トンもの氷が失われ、その融解水が海洋生態系に影響を与えています。研究チームはJPLとMITが開発したECCO-Darwinモデルを使用し、過去30年間の海洋データを解析。その結果、融解水が鉄や硝酸塩を運び、植物プランクトンを育んでいる可能性が示唆されました。植物プランクトンは海洋食物網の基盤であり、二酸化炭素の吸収にも貢献するため、この研究は地球環境変動の理解に重要です。
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