NASAの火星探査車パーサヴィアランスが、火星の「Falbreen」と呼ばれる場所で撮影した高解像度パノラマ写真を公開しました。96枚の画像を繋ぎ合わせたこの写真には、砂紋、地質ユニットの境界線、遠くの丘陵地帯が鮮明に捉えられています。色調を強調したバージョンでは空が青く見え、自然な色では赤みを帯びています。
特に注目されるのは、砂紋の上に浮かんでいるように見える「浮遊岩」です。これは、他の場所から運ばれてきたと考えられています。Mastcam-Z主任研究員のジム・ベルは、塵の少ない空が地形を鮮明に映し出し、色のコントラストが地形と空の違いを際立たせていると述べています。このパノラマは、人類の火星探査をさらに推し進める期待感を与えています。
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