セキュリティエンジニアとは?仕事内容・必要なスキル・キャリアパスを解説!

記事のまとめ
  • セキュリティエンジニアとは
    • 「宇宙開発という国家機密レベルの情報を、悪意あるサイバー攻撃や予期せぬ事故から守り抜く『デジタル空間の防衛隊長』」 です。
  • セキュリティエンジニアの主な業務は
    • 「社内システムの管理に加え、クラウドなどを活用して強固な防御壁(セキュリティ)を構築し、システムに弱点がないか調査・改善すること」 です。
  • セキュリティエンジニアに向いている人は
    • 目に見えないリスクを想像し、先回りして対策を打てる慎重な人
    • 最新のIT技術やサイバー犯罪の手口について学ぶのが好きな人
    • ルールを守り、正義感を持って組織の安全を第一に考えられる人
目次
セキュリティエンジニアの主な仕事は、「宇宙ビジネスの生命線である『データ』と『システム』をあらゆる脅威から守ること」 です。 ここでは、セキュリティエンジニアの仕事内容や、セキュリティエンジニアの役割について解説していきます。
仕事内容
社員が使うPCやネットワークの管理運用はもちろん、「ゼロトラスト(誰も信用しない)」という最新の考え方でシステムを作り直したり、自社サーバーからクラウド環境へ安全に移行させたりします。また、システムに「脆弱性」と呼ばれるセキュリティ上の穴がないか調査し、ハッカーの侵入を防ぐ対策を講じます。
役割
ロケットや衛星の設計図は、産業スパイやサイバーテロの標的になりやすい「超重要機密」です。開発エンジニアが技術で宇宙を目指す「攻め」の部隊なら、セキュリティエンジニアはそれを裏で支える「鉄壁の守り」です。たった一つのウイルス感染がプロジェクトの失敗に繋がるため、組織全体の安全を技術的に担保する極めて重要な役割を担っています。

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セキュリティエンジニアの具体的な業務内容

宇宙スキル標準を参考に、このロールが担う業務を紹介します。
  • [情報システム]
    • 社内のITインフラ(サーバーやネットワーク)を構築・管理するだけでなく、サイバー攻撃から情報を守るためのセキュリティ対策を実施したり、より安全で効率的なクラウドシステムへの移行を計画・実行したりする業務です。

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セキュリティエンジニアに必要なスキルと推奨資格

宇宙スキル標準では、この職種において専門的な知識からヒューマンスキルまで、多岐にわたる能力が定義されています。 専門用語も多いため、以下のボタン(リンク)からそれぞれの詳しい解説ページを確認してみてください。

スキル一覧

このロールに求められるスキルをまとめると、 「ITインフラの構築・運用知識をベースに、情報を守るための高度な『セキュリティ対策・リスク管理系』のスキルが多く求められます」  具体的なスキル項目は以下の通りです。

求められるスキル

求めるスキルの目安(レベルについて)

セキュリティエンジニアに求められるスキルはそれぞれ5段階で分類され、あなたの現在の位置がわかるようになります。
誰もが最初はLv.1からのスタート。宇宙業界のルールを少し覚えるだけで、すぐにLv.3へ到達できます。 恐れずに、今のあなたの持ち技をチェックしてみてください。

転職に役立つ資格

一部はスキル標準でも参照されていますが、ここでは「標準外」のものも含め、未経験者が転職活動でアピールしやすい資格を参考として紹介します。

国家資格

  • 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)
  • ネットワークスペシャリスト
  • 応用情報技術者
  • 基本情報技術者

民間資格

  • CISSP(プロフェッショナル認定)
  • AWS認定セキュリティ(クラウドセキュリティ)
  • CISM(公認情報セキュリティマネージャー)
  • CompTIA Security+

セキュリティエンジニアのやりがい・年収

やりがい

セキュリティエンジニアの仕事には、他では味わえない大きな3つの魅力があります。
  • 国家レベルの機密を守る使命感
    • 宇宙技術は国の安全保障にも関わる重要データです。一般的な企業よりもはるかに高いレベルの攻防戦があり、自分の技術で日本の宇宙産業を守っているという強い誇りを持てます。
  • 最先端の防御技術への挑戦
    • 宇宙業界では、場所を選ばずに働ける「クラウド」や「ゼロトラスト」といった最新技術の導入が進んでいます。常に新しいセキュリティ技術に触れ、エンジニアとして成長できます。
  • 組織の信頼を支える存在
    • セキュリティ事故が起きない平穏な日々こそがあなたの成果です。「何も起きない」を作ることで、開発者たちが安心してロケット作りに没頭できる環境を提供できます。

年収

年収の傾向 セキュリティエンジニアは、専門性が求められるため、宇宙業界の中でも 高水準 にある傾向にあります。
IT人材の中でも特にセキュリティ専門家は不足しており、一般的なSEよりも年収が高く設定されることが多いです。CISO(最高情報セキュリティ責任者)候補や、高度な脆弱性診断ができる人材はさらに好待遇が期待できます。

※現在の「宇宙スキル標準」において具体的な年収額は公表されていません。詳細な待遇や業務内容は、「宇宙スキル標準」の公表次第、随時追加していきます。

セキュリティエンジニアを未経験から目指すには(キャリアパス)

今はまだ宇宙に関する知識も資格もなくて大丈夫です。まずは目の前の経験を活かしながら、段階的にステップアップしていきましょう。
STEP
学習・準備
まずは「ネットワークの仕組み」や「サイバー攻撃の手口」といった基礎知識に触れることから始めます。

アクション:情報処理安全確保支援士の勉強を通じてセキュリティの体系的な知識を学んだり、自宅でサーバーを構築して守る練習をしたりしましょう。
STEP
仕事にする
「完璧な知識」がなくても、ポータブルスキル(持ち運び可能な能力)を武器に飛び込みます。IT企業でのインフラエンジニア、社内SE、運用監視(SOC)などの経験は、そのまま宇宙企業で通用します。

アクション:宇宙ベンチャーの「情シス・セキュリティ担当」の求人に応募し、急成長する組織のセキュリティルール作りやツール導入の実務を経験します。
STEP
信頼される
現場で働きながら、必要な知識や資格を身につけていきます。宇宙特有のデータ保護要件や、クラウドセキュリティ(AWS/Azureなど)の深い知識を習得します。

アクション:実務の中でCISSPなどの国際資格の取得を目指し、技術面だけでなく組織的なリスク管理もできる専門家へと成長します。
STEP
全体を統括する
将来的には、情報セキュリティ部門の責任者(CISO)や、セキュリティアーキテクトを目指します。

アクション:経営陣に対してセキュリティ戦略を提案し、組織全体のリスクをコントロールして事業の継続性を担保するリーダーとして活躍します。

セキュリティエンジニアへの転職を成功させるには

宇宙業界のセキュリティエンジニアに最も必要なのは、「見えない脅威を想像し、決して油断しない『探究心と慎重さ』」 です。
理系・文系という枠にとらわれる必要はありません。あなたがこれまでのキャリアで培ってきた「サーバー・ネットワークの構築経験」や「システム運用の経験」、「リスク管理の実務」は、そのまま宇宙ビジネスの現場で求められています。まずは自分の経験の棚卸しから始めてみましょう。
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