米宇宙軍宇宙システムコマンドは、妨害に強い衛星通信技術開発のため、ボーイング、ノースロップ・グラマン、ビアサット、アストラニス、インテルサットの5社を選定し、総額3,730万ドルを投じる「Protected Tactical Satcom-Global (PTS-G)」契約を締結した。これは、ロシアや中国による宇宙の軍事化に対抗するもので、ウクライナでのGPS妨害が地球低軌道にまで影響を及ぼしている現状を踏まえ、より強靭な通信システムの構築を目指す。迅速な周波数切り替えで暗号化通信を妨害から守るDoD開発の波形(PTW)を活用し、2028年までにGEO衛星を打ち上げる計画。総契約額は40億ドルに上る。
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